あけましておめでとうございます。

一月以上間が空いてるので、今年の抱負か去年の総括をすべきなのかなぁと思いつつ、結論が「面白い本が読みたーい!」で終わりそうなので、いつもと変わらないカンジでGO。


えーと、新撰組はまだ引っ張ってまして、とうとう『風光る』(渡辺多恵子 小学館フラワーコミックス)風光る (1) (別コミフラワーコミックス)を揃えつつあります。
うん、昔は全然興味なかったんだけど(ピスメは1巻出たとき即買いだったのになー)、今回読んでみて、この話、結構史実押さえてるなぁと、改めて感心しました。
つーか、キャラの把握がね! 結構それっぽいと云うか。副長がへたれで、沖田がややニート……でもないか。まぁ、組織内権力闘争の汚い部分ってのは、少女漫画なので7割引くらいで描いてありますが、比較的逸話とかもおさえてるなぁとは思います――でも夢はかなり見てると思うけどね!(笑) 特に沖田! もし可能なら、是非とも三浦啓之助のエピソード(下参照)を入れて戴きたいです(笑)。慶応二〜三年あたりに脱走してるから!
現在連載中の時制が慶応元年〜二年くらいになるので、総司が倒れるまで一年強、鳥羽・伏見まで二年弱、この先どうなるのか注目ですね。いえ、いろいろと。
つーか、セイちゃんは、どこで新撰組を離れるんだろう。総司と一緒に、江戸に居残りか? 鳥羽・伏見でさよならか? そのあたりが気になります。


新撰組異聞 PEACEMAKER』(黒乃奈々絵 スクウェア・エニックス)新撰組異聞(いもん)PEACE MAKER (1) (ガンガンコミックス)、そう云や、これ処分しちゃってたなぁ。個人的に、『鐵』になったら捨てましたが。まぁ、土沖らしいので(笑)、沖田がお嬢さんのようですよね。これで、佐久間象山の息子を「馬鹿野郎!」と怒鳴りざま、畳に顔押し付けて引きずり回したり(という逸話有)は……できねぇなァ。黒いところはありだと思いますが。
何やら、無期限休載とのことで、このままフェイドアウトなのかなーというカンジが芬々といたしますが、もし再開したとしても、まぁその頃には、この熱も冷めてる――といいなぁ(汗)。
ただ、『鐵』はホントに微妙なので、再開したって読まないかもなんだけどね。新書の方は、集めなおしてもいいかなぁ。結構ブックオフとかに出てるしね。


次。
『ひなたの狼-新選組綺談-』(斎藤岬 幻冬舎)ひなたの狼-新選組綺談-(1) (バーズコミックス)、珍しく、鬼が総司よりかわいい。本当に女の子のよう。
これも第一部完、で、“新選組綺談”だけ残して、今後はオムニバス形式で進むことになるらしい、のですが、まぁ既に鬼のキャラ設定(躁鬱気質)が間違ってるので(あんな躁鬱いるかー!)、今後は微妙だなぁ。つーか、全体にキャラが薄いよね。鬼以外が、誰が誰なのかわかり辛い……まぁ、過ぎたことだ。


『北走新選組』(菅野文 白泉社)北走新選組 (花とゆめCOMICS)、珍しく箱館新撰組の話。
そういえば、
この話、相馬主計の話だけ雑誌で見た記憶がありました。その時は何にも思わなかったんだけど、今読み返すと、いろいろ考える、のは、話をちまっとでも書いているからか。
鬼が美しすぎる、が、確かに写真を見返すと、女装してもいけそうな顔(←オイ! でも、島田結って化粧したら、女に見えなくはないと思うんですが……)なので、この絵もありか。ただ、性格はかなりはっちゃけてるので、こんなもの静かな喋りじゃねーぞとは思いますがね(笑)。
とりあえず、相馬の話と、戦死の話は好きと云うか、うん、何か思うところはありました。島田さんと相馬がいい男なので、ちょっとお勧めしておきたいな。個人的贔屓ですが。


ってカンジで読んでます――『無頼』(岩崎陽子)は、昔、岩崎さんのファンだったときも燃えなかったのですが、今読み返すと、新撰組としても笑うしかない(所詮は史実おっかけ派ですから)ので、パス。『月明星稀』(盛田賢司)は、歴史は追っかけてるけど、何だか漫画として……うぅぅん。お話として面白いかどうかはともかく、押さえておくべきかなぁと思うのは『新選組』(黒鉄ヒロシ)。あああ、手塚治虫の『新選組』はどうなんだろう……
って考えると、結構いろいろあるもんですねー。


あ、話は、実ははてなサブアカウントで取ったブログで書いてます。興味があったら――探してみてください。大したもんじゃありませんが。


さて、今月は何か出たかしら。
とりあえず、『イレブンソウル』(戸土野正内郎 マックガーデン)の2巻目が出る、くらいだったような……
今年も読むもの少なそう……