上橋菜穂子乱読。

お久し振りです。 って、もう四年ぶりかぁ――最近商業の小説をあんまり読んでなかった(学術系中心)のですが、そんなこんななので、ちょっくら。 何か、“何様?”と云うコメが入ってたみたいですが、うん、俺様。 なので、そう云うカンジの自分的通常運転で参り…

『観 -KAN-』

えーと、昨今資料関係は源平中心になっていたりするのですが。 源平の読み物はどうもアウト(汗)なので、何故か南北朝あたりで(や、源平はもう自分イメージが確固としてあるので、他の人の書いた源平は駄目なんだよね、そんだけ)。 通勤利用駅(乗り次駅)でや…

『天地明察』

……と云うわけで、3年ぶり(汗)の読書日記は、本屋大賞受賞おめでとうございます! の、冲方丁『天地明察』(角川書店)。 実は、初版発売時からキープはしてたのですが、実際に買ったのはつい先日、読んだのは今日と云う、何ともかんともなアレコレ。いや、実…

まだ引っ張ってます、新撰組。

おっかしいなぁ、イタリア行って帰ってきたってのに、まだ新撰組かよ…… えーと、漫画リスト続きは黒鉄ヒロシの『新選組』(PHP文庫)。 さすが“漫画家”(漢字表記っぽい)、絵の描き方やらコマの進め方やらが、今まで読んできたマンガとは違う――沖田が美形じ…

あけましておめでとうございます。

一月以上間が空いてるので、今年の抱負か去年の総括をすべきなのかなぁと思いつつ、結論が「面白い本が読みたーい!」で終わりそうなので、いつもと変わらないカンジでGO。 えーと、新撰組はまだ引っ張ってまして、とうとう『風光る』(渡辺多恵子 小学館フ…

新撰組の波が!

久々に巡ってきてしまった…… いや、ご多分に漏れず、高校時代とかに土方歳三にはまっていたのですが、今回の波は、相方の夢からだからなー。ヘタレとニートの副長と一番隊組長(苦笑)。 で、昔の『燃えよ剣』 を引っ張り出してきて読んだのですが、うん、何か…

読まないままってのもアレなので、

読んでみました、惣領版『チェーザレ』。 う〜ん…… び、ビミョー…… 何がって、だからヴァレンティーノ公の性格とかが! いや、時代考証はかなりしっかりやったんだなー(まぁ、講談社モーニングだしね)とは思うのですが、しかしながら、チェーザレ(この呼び方…

ちょっと一休み、みたいな。

新刊ではないのですが。 この間、ひょっとTV見たら、『ソウル・メイト』とやらがやっていて(番組名は違うのだったはず)、そういえばちょっと気になってたんだよなーと、買ってみましたB. L. ワイス。 三冊ですね、『前世療法』1・2、『魂の伴侶――ソウル・…

ルネサンス流行りなの?

買った本の話ではないのですが。 昨日、他所の本屋(←おぉい……)に行ったら、講談社から惣領冬実の『チェーザレ』1,2巻 が出ているのに気がつきました。 2巻の帯に「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と書いてあるので、どんなかなーと思って、シュリンクの間か…

さてさて。

二ヶ月ぶりですが、まぁ、ここを定期的に見てる人はいないだろうからな…… さて。 最近は特に買った本がない――わけじゃないけど、新刊ラッシュは来月なので、今回は、買い揃えたレオナルド・ダ・ヴィンチ関連の漫画に関して、ちょこちょこと。 まずは綺麗どこ…

何気にいろいろ買ってしまった……

出るときはまとめて出るなぁ…… えーと、まずはコミック2点。 祝完結! の朔野安子『姫君の条件』8巻。 おお、そうきたか! と云うED。うまくまとまったなぁ、とか云っちゃいかんか。 結構愉しんで読めました。キールは、きっとあのまま(以下略)なんだろう…

超↑放置プレイからの帰還。

うはぁ、久々に来てみたら、去年の暮れが最終更新ですかよ。すごい放置プレイだ……ありえねぇ。 えぇと、最近書いてなかったのは、まぁ、ぶっちゃけ読みたい本がなかったからってのが大きいかな――あと、専門書ばっか買ってたし、特にここ2ヶ月ほど。 まぁ、…

今年の総括。

めちゃめちゃ放置プレイだった今年の読書日記ですが、簡単に総括を。 ええと、今年は本買わなかった――担当が雑誌になったから、では多分なく、読みたいと思える本が少なかったと云う方が正確。 だから、『ユリイカ』のマンガ特集とか買っちゃうんだけど。 つ…

さらに放置プレイ。

いえ、いろいろ本は読んでたんですが……忙しくってさ――話書きたい熱もあったのですが、ここのとこの創刊誌攻勢でね、っても私のとこはpsikoのみですがね(苦笑)。 ポプラ社さん頑張るなぁと思いつつ、papyrusより売れてるというこの事態はどうなのか。広告がつ…

えらいあいたな〜。

一ヶ月の放置プレイ。 つぅか、大塚の新書が、N版の予定表に載ったくせに落ちたから……! 最近、とみに本を買わなくなってきてる(貧乏だからと云うよりは、金を出していいと思う本が減った)ので、まぁそんなこんなで。 で、今回の本は、外れなし! の秋山完さ…

じゃま、

トリブラ画集ですね。 正式名称『fabrica theologiae』(ファブリカ・テオロギア)THORES柴本トリニティ・ブラッド画集(角川書店)。 完全予約生産とのことですが、うちは店頭分があったりするぞ…… えーと、素敵なお値段(¥8,500- 本体)ですが、まぁ仕方ないの…

大奥!

きたきた、待ってましたよ『大奥 1』(よしながふみ 白泉社)。思わず昼休み(一便だったから、11:30〜)に腐海の森へ買いに走ってしまいましたよ! 感想は、そりゃもう面白かった! 上様の傍若無人と云うか、鉈割り的お裁きっつーかのアレコレが! 思わず迷っ…

『大奥』の前に、

こっちから。 『闇の守り手 2 ナイトランナー Ⅰ』(リン・フルエリン 中公C・Novels Fantasia)。 うーん、とりあえず、この本買うのは今回までだな。何かつまんねーっつーか、ノリ切れねーっつーか。 訳が悪いのか、原作が悪いのか悩んだけど、これは原作が…

やっとこ、

『スピードグラファー 2』。 うむ……段々、仁木さんのいいところ&ヤバい(つーか)ところがわかってきた。 この人、アニメ的ガーッと盛り上げる話は苦手だな? 淡々としてて、どっか不思議なところにいつの間にか連れて行かれるので、『グアルディア』みたい…

予定は未定。

貧乏×2と云いながら、誘惑に負けて買ってしまいました、E.M.シオラン『時間への失墜』(国文社 E.M.シオラン選集 4)。 昔、シオランハマりたてのころ(10年近く前だよ……)、この本、もう版切重版未定だったのに、去年になって改訂版が出てたなんて……! こ…

いつもいつも変なラインナップなのですが。

今回もまた。 まずは、雑誌『群像』10月号。何故か評論特集の中に、桜坂洋の名前があった(もちろん、批評の対象として、なおかつ平山瑞穂(知らない)、山崎ナオコーラと同じ文脈らしい)のと、興味はあるが買う気はしない保坂和志と、石川忠司の対談があったの…

ずいぶん前に出てたのは知ってたんですが、

やっとこ買いました、恋月姫『月の神殿』(ステュディオ・パラボリカ)。 うーん、確かこれ、去年出た『夜想』のDOLL特集のあたりで、うちにチラシがきてて知ったんだよな――ちなみに、発行は'04.12.24.……半年以上前ですな。 えーと、ご本人の撮影した写真だそ…

さて然らば、

『でたまか』でも。 えーと、今回は、クライマックス一歩手前、いろいろ結末にむけて稼動中、ってカンジでした。 うん、今回メインだったフィルマの話は良かった。メインキャラとほぼ無関係(まぁ、まったく無関係ってわけではもちろんないにせよ)なストーリ…

うっわ!

仕事帰りにS原に寄ったら、見つけてしまった、『アンデルセン童話集』荒俣宏+ハリー・クラーク by新書館。 荒俣はともかく、ハリー・クラークですよ! わー、この人のイラストが、こんなたくさん載ってるだなんて! しかも、函入り上製本、表紙はビニール…

太宰ユダ。

人から勧められたので、読んでみました、太宰治『駈込み訴え』(今回は、本ではなく、青空文庫でDL)。 そういや、出だしだけは国語便覧かなんかで読んだなーと思いつつ。 ……えーと。 すんまそ、やっぱ私、太宰は駄目だ(未だ嘗て、自分で太宰を買ったことがな…

ユダ萌え。

えーと、イスカリオテの。 以下、クリスチャンの方々的にはちょっとアレな内容の可能性がありますので、お読みの際にはご注意を。 何故かユダに萌えたので(何がきっかけだったんだっけ……DQカリスマ兄弟絡みだったとは思うんだけど)、参考資料になりそうな本…

オタクvsサブカル!

こないだ出た、『ユリイカ』(青土社)の臨増。 昨日、『SFマガジン』(早川書房)の発売で、積みの場所が必要だったのと、尚且つこいつがラス一だったので、うっかりと云うかやっぱりと云うか、買ってみる。 ……う〜ん、『ユリイカ』だなぁ、ってカンジなのか、…

お盆進行ですねぇ。

って、アレ、角川のアスカコミックスは、10日発売じゃなかったよね? つーわけで、本日の一冊は(「美の巨匠たち」の出だしみたいだ)なるしまゆり『仔鹿狩り』です。少年怪奇シリーズの3冊目。 これはアレだ、シリーズ2冊目『終電時刻』収録の「ディープフリ…

8月ですし、

戦後60年だからってわけでもないけど、今回の一冊目は『憲法力』by大塚英志(角川Oneテーマ21)。 実はうっかりチェック洩れしてまして、買ったのは昨日の朝日の書評に載るというのを知ってから(なので木曜日)でした――7月の新刊らしいんですが(汗)。つか、7月…

謎っ子どうぶつ。

……って、何だそりゃ。 あっと云う間に八月ですね――最近、ホントに本を買ってない…… と云いつつ、立て続けにいろいろGET。しかも共通点があって、変な動物が出てくる話ばかり…… まずは漫画から、紫堂恭子『不死鳥のタマゴ』1(角川アスカコミックスDX)。 どう…