ちょっと間があいたけど、最近のススメモノ。

……と云えば、『マルドゥック・スクランブル』と『イスベルの戦賦』。

『マルドゥック』は、担当なせいもあって超PUSH! いや、とりあえずカッコいいですよ! サイバー系、と云っていいのかな? 電子機器に干渉する能力を得た少女バロットと、その相棒である金の万能ネズミ(?)ウフコックのお話、なんだけど――ガン・アクションあり、カジノでの知的バトルあり、しかも描写がカッコいいんだ!! スタイリッシュなんですよ、これが!
お話のテーマ自体はごくヘヴィですが、たぶん読み終わったあとに残る何かがあるはずです! オススメ!!

『イスベル』――新城カズマの話は初めて読んだのですが(ハルキの『星の、バベル。』の印象しかない……)、この人中々期待できそうですね! もともとSF畑のひとだからか、世界設定がかなりきっちりしてて、ちょっとケルティックなような、しかしやっぱりアジアンなような、不思議な世界が出来ています。ちょいネタバレチックなことを云うと、どうも1万5千年位前(『神々の指紋』みたいですな)の日本列島から東アジア近隣が舞台なようなんですが。言語設定とかもしっかりしてるみたいで、今後が気になります。

そういや、来月のパレットで高瀬さんが何か書くらしいな……買わなきゃだわ……