それじゃあ、まぁ、

マゾヒスティック&サディスティックな欲求からいっちゃいましょうか。


『虚空の王者 フェンネル大陸 偽王伝』高里椎奈by講談社ノベルス虚空の王者 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
……駄目だってわかってるんなら買うなってカンジなんですが、まぁマゾなんだってことにしといてください(苦笑)。あ、サドでも構いませんが。
えーと、相変わらずけったいな世界把握してるよなぁとしか思えない――今回の舞台はパラクレスとやらいう国なのですが(前作55頁しか読んでないので、あらすじがいまいちわからん、が、読む気力はない)、この国、えっらい小さい? つか、ベネツィアみたいな都市国家じゃないの? えっ、「暗くて寒い国」? は? 「大国」?
「大国」で、商人が国境の検問所で剣を預けて、帰りに引換券で渡してもらうってさ――どこの町の話だよってカンジですね。
いや、評議会がどうたら云われると、私的には中世イタリアの都市国家(ありゃ、中世でもなかったっけ)とかしか思い出せず、それはともかく、剣と国境の検問所のミスマッチぶりに、またクラクラさせられました。
つか、民主制は、北の気候の厳しいところでは、文明が発達するまで無理だから(ってことは、歴史が証明してると思う)。遺伝子工学は、剣使ってる文化レベルじゃ無理だから。残念!! って気分でいっぱい。
相変わらず世界は見えず、相変わらずフェン(主人公)に魅力はない。
それでも初動30冊くらいいく(初日の動きではありません、念のため)あたり、『薬屋』効果(文庫になった)なのかねぇ。あ、イラスト? (私はイラストに騙されたクチ)
あ、初めてこのシリーズの感想をごらんになるという方は、過去の日記(id:igdrasil:20041214 id:igdrasil:20041216)も、まぁ見てやって下さい。すげぇですから(笑)。
そろそろ大概処分すべきかなぁ? そうしようかなぁ、次買う金がもったいないや。


さて次。
こっちは完全シュミの漫画、『愛と欲望の螺旋』冬森雪湖by平和出版愛と欲望の螺旋 8 (ハートフルコミックス)(画像は8巻)
「義兄×妹、禁断の愛のシナリオ」……! いや、面白かったですが、えーと、レ×プ(何となく伏せてみる)から始まる愛、義兄とその双子の兄との確執、過去の事件の影と、お約束ちっくな設定盛りだくさん! もちろんエロもね(笑)。何しろ、レーベルのコピーが「ハートとボディで恋をする ニューエイジのための セクシーGirlish Comic!!」……すげぇよ!
まぁしかし、新人さんだと云う割には面白かった、ホントに。ただ、兄×妹萌え(間違っても「妹属性」(by真島©『フラワー・オブ・ライフ』)ではない)でない人にはどうだろう。
まぁ、絵はビミョーな部分もあるけど、そもそも私、新條まゆよりは刑部真芯な人間なので(無駄にリアルな設定よりも、今時白馬に乗ってヒーロー登場くらいの無茶が好き)、これくらいは無問題です、ええ。
うんでも、面白かった。過去の傷で壊れかけている男×それを守って癒したい女(年下)って云うカプ(ゼッテー「妹属性」じゃないってコレ)が好きな人には、激しくお勧めしておきましょう。とりあえず完結済みだしね(全8巻)。


では、そろそろ現実逃避は止めて、打ち込みの続きをしようかな。
そして、次こそは高瀬さん……!