やっぱり……

東浩紀が駄目。
今発売中の『大航海』(ダンスマガジン別冊/新書館)をパラ読みして思ったんですけど――嫌いでもいいみたい、この人。
つか、斉藤環が「東のここがヘン」って書いてるのを見て安心してみたり。
うん、やっぱり私は、東のあの「データベース」って考え方についてけないみたいです。大塚英志は東を評価してるみたいだけど(斉藤環も評価してないわけではないんだけど)、ただ、それって宮台の「ブルセラ少女」の発見、みたいなカンジなのかも知れないなと思います。
何て云うか――感覚的に合わないよ、この人。東の云うようなのが「萌え」のカタチなら、私は萌えはわかんなくていいや。
人間、データベースだけでやってけるわけでもないし、「ブルセラ少女に内面はない」っていわれて「そうだよな」って頷くのも厭だ。
何となく――昨今の犯罪者に対する精神鑑定みたいなカンジがしてならないのです。「アイツらは特殊だからあんなことやらかしたけど、俺たちはそうじゃないから大丈夫」みたいな。今回の佐世保の件もそうですが。そういう己の闇を見据える力のなさが、今のおかしな世の中を作ってるんじゃないのかなぁ。総帥室向きの話ですが。
まぁ、これもいずれちゃんと書きたいネタですね。