復活の地 Ⅲ

キタ――!!!! (゜x゜;) (あえてにちゃん系ではなく)
キましたよ、うひぃ。いや、最終巻、萌えました(←……)。うわぁ、これは、今年のSF大賞に(個人的に)推したいなぁ。「マルドゥック」ほどの熱気には乏しい(そこが小川一水なのか……)のですが、これは地震大国日本のSF(一応)として、激しく推しておきたいですね。巻末の参考資料も、阪神大震災関連書籍多かったし。
何て云うか、組織主導ではない、有志の人々の有機的な繋がりが功を奏するって云う話は、結構クるかも。「カオス・レギオン 魔天行軍篇(確か)」くらいキましたぜ。
それと、スミル! 可愛いよ! 登場時のアレが……セイオとやっぱりラヴなのねと、女性的(そうか?)萌えもあり。
今年最大の収穫。
そしてやっぱり、冲方は来年らしい……「ファフナー」とかにかまけてんじゃねぇよ! というのは、アニメ見てないからかしら……

そして読みました、斉藤美奈子。『紅一点論』と『読者は踊る』――ううぅん、この人、面白いけどキッツイなぁ……語り口というか、いや、あんたは一般の一読者とはちょっと違うから! って云うか。隣りにいたら怖いですね、どう突っこまれるか、って云う。
『紅一点論』の方は、「このまま論を進めれば『コミュニケーション不全症候群』(中島梓)になるなぁ」ってカンジがしてなりませんでした。まぁ、その辺が漫画とか読まないインテリねーさん評論家(斉藤)と、漫画も読むし、耽美も書くわの作家兼評論家(中島)の違いなのかな。
そしてその辺が、斉藤美奈子が持て囃され(気味)、中島梓が軽んじられ(気味)る「論壇」の風潮に繋がるのかしら、とも思いました。書く人と書かない人の差って云うか。やっぱ、書く人だと舌鋒って鈍るものなんだ、と、斉藤美奈子を見たら思ってしまった。確かに、子供のいない人のほうが、老いてから無敵だもんなぁ、子供が出来損なったり(失礼)する心配ないし、ってカンジ。まぁ、評論家だって、子供(著作)はあるんだけど。うまく云えないや。まぁ、中島梓だって、わりと云いたい放題だとは思うけど。斉藤美奈子にゃ敵わないなー、すごい&怖いよ……
私は、やっぱ「論壇」(あるんだよねぇ)の中心から外れた人が好きみたいです、うん。