イタリア男とスーツと眼鏡。

今月、読むものないなぁとか思ってたくせに、うっかりいろいろ買ってます。次のコミックは、『天然! 絶滅ヒーロー 3』か『大奥 1』(今月だったよな?)の予定だったのに……


と云うわけで。
買ってしまいました、『クマとインテリ』basso by茜新社クマとインテリ (EDGE COMIX)
タンビ(BLよりはこっちの方がしっくりくる)の新刊台にあったので、タンビなんだろうなぁと思いつつ、絵柄が気になったのでGET。シックな色の表紙と、ヨーロピアンな絵柄が、実にタンビっぽくありません。
実際中見ても、確かにアンナことやコンナことをしてるんですけど――絵柄のせいか、ちっともやらしくない。電車の中で素で読める感じ。
しかも、話が政治家絡みなんだ、ほとんど!
何か好みの絵だなぁ、と思ってたら、最後に載ってる「黒山さんのニオイ」って、去年出た某眼鏡アンソロ(同人誌ですよ)に載ってたんだ……! 買わなかったけど、執筆者のうち二人(basso氏ではありません)のイラスト本(ですから同人誌)は買ってるので、かなり迷った本だったんだけど……わぁ、運命のめぐり合わせ!
ともかくも、この方、日本人ぽくない絵柄の人で(フランス語とかふきだしに入ってても違和感なし!)、舞台もイタリアなもので(そしてPNがアレ)、暫く日本人作家かどうか迷いました。
いやしかし、雰囲気のある絵の人だなぁ。話としては、表題作が一番萌えました! ファウストみたいな、金も地位も見た目も頭も揃ってるおじちゃん(50はいってる)が、年下に翻弄されて乙女になっちゃうのって、すごい萌えますね!
あと、書き下ろしのジェラートの話も良かった。一軒のジェラテリーア(ジェラート屋)を巡る、3つの小話のオムニバス。こういうのも好き好き。


奥付見たら、いきなり二刷になってて、そんな人気なんだとややびっくり(いや、云っちゃ何だけど、王道ではないよ?)。
でもまぁ、私がタンビ担当なら、派手にではないけど、じりじりと売るね。クセのある本だけど、それだけに押せば動きそうだ――派手には無理だろうけど。
あああ、腐海の森の雑草をすべて刈ってくれたら、これとかあれとか売って見たいから戻るのに。
だけど最近は、雑草がはびこりすぎて、木が育たないみたい、つか、苗木育てるべき人が雑草化してるもんな……腐り度が進んでますな。やなカンジ。


まぁそれは置いといて。
そう云えば、本日、産×新聞の営業さんが、来月発売の『正論』増刊の案内をしに来ました、が、こないだのアレがあるので、イマイチ対応が冷たくなっちゃいました――営業の人はいいひとだったんですが。
数字出したけど、本誌と同数でいいやってカンジ。つか、ホントに最前にはしないから。
今の贔屓は、太田出版の『クウォータリーat』ですよ。太田なのに、柄谷行人上野千鶴子! かなり意外で、営業さんが自分のとこの本だって忘れるくらい(笑/Cさん、発売すぐに来たじゃん!)。
そう云や、今日、『SWITCH』のミスチル特集が出た、はずなのに、何故か本入荷は明日の朝便だって云われた――が、腐海の森には何故か(スラダン効果で)若干数先に入荷。何でだ! あの冊数じゃ、今日は瞬殺だったろうな……
そうして今週は、幻冬舎の新創刊『パピルス』が……! 初の大仕事ですか! 頑張んなきゃだ……