今回のは新刊じゃないのですが。

『グアルディア』仁木稔 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション。グアルディア (SFシリーズ・Jコレクション)
間に挟まってたチラシ見たら、去年の8月だって! 1年近く前じゃん!!
とは云え、この本そのものは、ホントにそのころから気になってました。ぶっちゃけイラストが
いやまぁ、こういうラノベ周辺小説って、イラストレーターで全部決まっちゃいますからねぇ、変なのかもですが。
しかし、それでもこれに手をつけなかったのは、はっきり云って高かったからです(本体\1,900-)。サイズノベなのに、ノベじゃないんだもんなぁ。
今回、あまりに読むものがなかったのでうっかり買って――一気に読みました。
しかし、長かった――と思ったら、千枚だって! そりゃ長いや、京極には負けるだろうけど。


とりあえず面白かった――ただし、話の展開が、ややメリハリに欠けるきらいはありましたが。いや、展開じゃないな、テンションが、割と変わらなかった、と云うべきか。
展開は、二転三転で、はじめ思ったところから遠くへ連れてかれちゃったカンジでした。いい意味でね。
ただ、これはハヤカワ普段読んでる人には構わないことなんだろうけど、人名が、西、仏、英の三言語で呼ばれることがあるので、普通の人にはわかりにくいだろうなとは思いました。何たって、“アンヘル”が“アンジュ”で“エインジェル”だもんなぁ。
それが耐えられるんであれば、お勧め、ということで。


今月って、何か新刊あったかしら……