素敵に放置プレイ。

しかし、毎度この日記って、タイトルが訳わかんないよね。
まぁいいんだ、アクセス数UPとかとは無縁な日記なので(だって、あんまり人がきたら、吐けない毒もあるからねぇ)。


さてさて、発売からちょっと経ちましたが(買ったのも発売翌日だったしな)、ハヤカワJA『スピードグラファー 1』仁木稔スピードグラファー1 (ハヤカワ文庫JA)
何とアニメのノベライズで、原作は『戦闘妖精雪風』のGONZO――はー、テレ朝で放映ね、面白いの、アニメ?


はっきり云って作家買いなので、予備知識も何もなく読む。
へー、面白いなぁ、設定は流石に荒唐無稽(いや、あの、アニメっぽいって意味でのね)だけど、へぇ、面白いなぁ、アクションが多いせいか、仁木さんの、何と云うか淡々とした話の進み具合も、アップダウンが大きいように思えるし。
しかし、読み終わって表紙見て、何かイメージと違うような気がしてしまった私は、雑賀と神楽を『グアルディア』のJDとカルラのイメージで読んでいた模様。そっちの方がカッコいいんだもん。
あと、他の(神泉とか水天宮とか)キャラはともかくとして、銀座ひばりのキャラが真剣に腑に落ちなかった――これは原作の設定のせいだろうけど。いや、こんな女には共感も何にもできねぇわ。マジ。警官(警部って!)としてもだけど、こんな女とは、知り合いになりたくも、係わり合いになりたくもない、つか、読み手としてすら関わりたくねぇな。キャパや幾多の戦場カメラマンの写してきたものに、何の感慨も抱かないような女なんかとは。
まぁ、それはそれで凄いキャラ造型なのかもしれないが――そう思わせるだけのものがあるってのは。てゆっか、こんな女いるのかよ、って云うのが正直な感想なんだけど、本当は。銀座ひばりだけで、かなり投げたくなりました。面白かったから、続きは読むけどさ。
こんだけ、キャラ設定と物語が魅力を相殺し合う話もねぇなぁ、つうか相殺じゃなくて物語の魅力半減? 仁木さんの話だから読むけど、アニメは見ないね、絶対に。
とりあえず、雑賀(JDの見た目に変換済み)と神楽(カルラの見た目に以下同文)の今後に要注目。
つか、うーん、本屋としては、売れそうな表紙、だが、そんなには伸びない、ってカンジかなぁ。『スラムオンライン』(桜坂洋)よりは売れそう(内容云々ではなく、純粋にキャラ商品として)ってカンジですが。レベルは一定以上をクリアしている(当然)、が……う〜ん。仁木さんは好きだが、ベースの設定が自分と合わん。次巻以降に期待、しておくかな。


最近読んだ他の本は、『中世びとの万華鏡』(キャロリー・エリクソン 新評論)が面白かったのですが、まだ読み途中&二次創作用資料(苦笑)なので、また今度。
後、購入を迷ってるのが、中公Cノベ『聖者の異端書』と大賞の何とかいう(←おい!)本。『聖者〜』の方が、ややスカりそうな予感。が、大賞の方は、イマイチシュミじゃない。
仕方がないので、おとなしく二次創作の海にでもDiveするかね……