謎っ子どうぶつ。

……って、何だそりゃ。


あっと云う間に八月ですね――最近、ホントに本を買ってない……
と云いつつ、立て続けにいろいろGET。しかも共通点があって、変な動物が出てくる話ばかり……


まずは漫画から、紫堂恭子『不死鳥のタマゴ』1(角川アスカコミックスDX)。不死鳥のタマゴ (1) (あすかコミックDX)
どうやら辺境警備の遠い未来であるらしい(図書館の本に『オルデンロードの歴史』ってのがあった)とある国のエルダーという田舎町に赴任してきたクリスの拾ったアヤシイ鳥は、「大きくなったら不死鳥になる」と云い出して……!? ってあらすじ(ものかきの文とは思えんな/汗)のつきそうなお話です。
まぁ、あの、ユカイな話なので、その辺は実際読んでいただくとして(面白かった!)、個人的に受けたのは、そのアヤシイ鳥の“ちゅん”が、私のサイトの相方にそっくりでして(笑)。どこがって、何もかもが(笑)。美形(笑)ver.があるところとか(しかも長続きしないところとか)、不満な時のごね方とか、時々健気なところとか、しかしはめられた気分になるところとか、ああ、あと見たカンジとか(笑)。すっげそっくり(笑)。念のため、別の友人にこの本見せて確認しましたが、「そっくりね!」という答えが返ってきましたよ――紫堂先生、どちらであれをご覧になったので?(笑)
う〜む、しかし内容のことに戻りますが、えーと、これは結構長そうですね? つか、“ちゅん”が成鳥(笑)になるまで続くのかな? だとしたら(500年はないとしても)結構長そうだよな……
結構コメディーなので、楽しく続きを待ちましょう。ふふ。


次。
こっちは児童書、『宇宙スパイウサギ大作戦』岡田貴久子、ミヤハラヨウコ(理論社)。宇宙スパイ ウサギ大作戦
ホントは、2巻目が出たところで、そっちを見て胸キュンだったのですが、まずは1巻から手に入れてみました。
主人公はピンクのウサギのぬいぐるみ、に身を包んだET! しかもスパイ! そしてユウレイの持ち家(?)に住み、隣りの家の女の子と仲良く(本兎は“手下”と云っている)なって、ご飯にお呼ばれしたりする――ぬいぐるみにフツーにご飯出すなよ、ご両親。
とにかくイラストが可愛い! そしてウサギの言動も可愛い! 児童書の棚前に立つのが恥かしくなければ、是非是非読んでください。
ちなみにこのウサギ、職場の後輩O嬢にそっくりです――外見が(笑)。兎顔なんだよ、Oさんって……


そういえば。
岩波文庫、夏の一括重版が出来てましたが、その中に、私の心の書E.クレッチュマー『天才の心理学』が!天才の心理学 (岩波文庫 青 658-1)
うっかりまた買ってしまった――同じ本持ってるのに(まぁ、大分ボロボロなんですが)。だって“心の書”だからね。
しかし、既に持ってる方は、1989年に第13刷で出たもの(今回のは第22刷)なのですが、値段が! \553-(本体)から\860-(本体)に、って、300円も上がってるよ、16年間で! 歳月って……って、そういうことではないんだろうけど、それにしても値上がりしたなぁ。本は、デフレの波を被ってないよね、労働力的にどうだかは知らないけど。でも、うちの給料上がんないけどね! くそぅ……
ま、それはともかく、今回の一括重版、他は『サテュリコン』とか『ナポレオン言行録』とか『タルチュフ』とか『ブッデンブローグ家の人びと』とか、わりとフランスの歴史系も多いなぁ。とりあえず『タブロー・ド・パリ』は持ってたし。
さくっとなくなることが多いので、興味のある方は、大き目の書店(岩波買切だから!)へ、お早めに!