お盆進行ですねぇ。

って、アレ、角川のアスカコミックスは、10日発売じゃなかったよね?


つーわけで、本日の一冊は(「美の巨匠たち」の出だしみたいだ)なるしまゆり『仔鹿狩り』です。少年怪奇シリーズ (3) 仔鹿狩り (アスカコミックス)少年怪奇シリーズの3冊目。
これはアレだ、シリーズ2冊目『終電時刻』収録の「ディープフリーズ」の続編ですね。三本話が入って、うち二本に手白沢とイズミユウヤくんが出てます。
実はこの二人、はじめに読んだときから結構好きだったので、続編が読めて素直に嬉しい。しかもちゃんと、カレシ・カノジョの関係だ♥
いやいやしかし、今回はそんなお話ではなく。3本中2本は、怪奇の白バンのハナシだったし、残り1本は、ケータイユウレイ(と云っていいものか)の話でしたが。2本目(白バン話)の1本目とのリンクの仕方が、じんわりとこわい、ような。ありそうでイヤ、と云うか。つか、こういう話って、結構怪談じゃないけど聞かない? って云う。


あと、個人的には三本目の話が、何かねー……「ああそう、そうなのよ!」って云う、でも、う〜ん、あたしこんな必死に書いてるだろうかって云う――いや、年に1回(大抵2月)は、止むに止まれず書いてるんだけど。でも、あとは惰性だなぁ。って云うか、止むに止まれず書き出したもののケリを、翌年とかその先まで引っ張ってるだけって云うか。はは。
まぁ、あくまでも私の話なので、他のものを書いてるひとがどんななのかはわかんないんですけど。でも、由絵子ちゃんの、あのふっと顔つきの変わるカンジってのは、ちょっとわかるかも――まぁ、私は授業中とかでも書いてたけどね(爆)。だから今、フリーター紛いなんだよ、ああもう。


なるしま氏の話って、時々作り手としての自分に力を与えてくれたりする話やフレーズがあって、好きだなぁと思います。だからって、話を書くスピードが上がったりとか、放置してる話をいじらなきゃって思ったりとか、ってこともないんですけど。
ただ、胸に届くんだ。こう、すとんとね。
そう云う言葉が書けたらいいなぁとは思うのですが、そういう言葉を操る人って、何でか大概絵描きなんだよなぁ――何ででしょう。
まぁ、小説は、言葉を積み上げてカタチにする作業だから、かも知れないですが。


ところで。
昨日、「クイック・ジャパン」の新刊(No.61、矢沢あい特集――ISBNわからん)が出たのですが。
矢沢あいそのものは措いといて(いや、読んだことないんで)、今回初めて気がついた、沙村広明が漫画描いてるよ! しかもアヤシイ女子高生もの――今回は「双子&ナース萌え」の話がメインだった……とりあえず面白かったので、単行本待ってみる気満々なのですが。
ただ、太田営業のCさんの云うとおり、「1回4ページで、2ヶ月に一度じゃ……」いつ単行本になるのやら。
まぁ、うちはBN常備だし、前の方のとか、ちらちらっと見てみますよ。
しかし、うちの売場、矢沢あいの『パラ・キス』(アニメ化だそうで)を知らない人間が結構いたってのは――漫画読みとしてはどうなのかね、I嬢よ。君、沙村も知らなかったね……年あんま変わらんだろう! それとも、私とオタのS氏が特殊なのか……
しかし、わりと皆、作家とかのデータ少ないよな、雑誌担当者連。今流行の作家くらいは覚えとこうよ。読まなくても、ねぇ。


そう云えば、某F屋で見たデータなのですが。
『アル戦』、いよいよ稼動だそうで(ホントかよ)。月末発行の、「小説NON」の増刊で、書き下ろし短編とか(しかし、“シリーズ化決定!”ってさ……)、前に出てた『読本』みたいな特集組むらしいです。
うちはあんまり以下略だけど、腐海の森の連中に教えてやった方がいいのかしら。
でも、問題はこの日、うちの店棚卸なんだよね……


って、上の記事間違い! 田中芳樹は『小説宝石』の方で、『NON』じゃない
! 光文社だろうよ、『アル戦』……しかも、光文社はムックだと云ったらしいぞ。ホントはどっちだ!?
とりあえず、うち(雑誌)は動かないも〜ん。ノベ担と腐海の森(コミック、ラノベ)でどうにかしろー。話は振ったからな。もう知らない。