『大奥』の前に、

こっちから。
『闇の守り手 2 ナイトランナー Ⅰ』(リン・フルエリン 中公C・Novels Fantasia)。闇の守り手〈2〉―ナイトランナー1 (C・NOVELSファンタジア)
うーん、とりあえず、この本買うのは今回までだな。何かつまんねーっつーか、ノリ切れねーっつーか。
訳が悪いのか、原作が悪いのか悩んだけど、これは原作が駄目なんだろうな。なんだろう、出来のあんまよくないラノベみたい。会話と地の文のバランスがアレなのか、訳文の調子が合わねーのかわからんのですが。
つぅか訳者の人、そろそろ後書で云い訳するのはやめて戴きたい。発音云々なんか、そもそも日本語しか読まない読者には関係ないんだからさ、ハナっから書かなきゃいんじゃん。つーか、作家もそうだけど、作品以外のところで云い訳するなよ。同人作家なら許されても、アナタたち金貰ってんだろ? 読者は、金払って云い訳聞きたいわけじゃねぇんだぜ? 金を貰うなら、作品で勝負しろよ。後書書くのは構わない、つーか、読むのは好きだけど、出来なかった云い訳は聞きたくない。読者に使わせた金の分だけ、元は取らせろよ。時間がかかった云い訳は聞くけど、作品そのものの云い訳は聞かねぇ。――最近、そういうのまかり通るのかよと思うと、金払う立場として、げんなりだ。
まぁ、これにはもう金掛けないけどな。
昨日の朝日の朝刊だか夕刊だかに、文芸系のコーディネーターとかの話が載ってたけど、書籍、特に小説系も、そういう役割の人間が必要になってきたのかもしれない。つーか、あまりにも、昨今の作家とか、育ち切ってないのを青田刈りしすぎです。徳間のゲラ読みした時から思ってるんですけどさ。作家のためを思うなら、今回は落とさせろよ、とか云うの、多いですよ。力不足のまま出ていったって、2〜3冊で消えるだけじゃん。それなら、野にある書き手は、コーディネーターとかに探させて、編集は手持ちの作家を間違いなく育てた方が、何倍も効率がいいと思うんだけど。
一般企業だけじゃなくて、出版業界も、人材使い捨て時代なのかよ……


閑話休題
最近気になるものと云えば、サントリーの広報誌『クォータリー』。
季刊ですが、前号(水特集)から誌面リニューアルされて、いいカンジです。でも、前号買い損ねたけどね……(泣)
今号はお茶特集。お茶漬けがいろいろ載ってて、内部(店員)的に好評。表紙もかわいいんだ、鉄瓶(急須?)のかたちに、特殊加工がしてあって。
これで¥500-は安いよ! と思うのは、いろんな檄高雑誌を見てて(リアルエステートマネジメントジャーナルなんか、2mmくらいで¥1,800-とかじゃなかったかな)、感覚が麻痺してるからか? でも、個人的には、サブカル系有名雑誌(今号福山特集のアレとか、今号奈良ミチ特集なアレとか)より好きだけどなぁ。つぅか、やっぱサブカル合わねぇのか。


そう云えば、結局、桜坂洋小川一水(『復活の地』の方)のサイン本買っちゃったよ……