ちょっと一休み、みたいな。

新刊ではないのですが。


この間、ひょっとTV見たら、『ソウル・メイト』とやらがやっていて(番組名は違うのだったはず)、そういえばちょっと気になってたんだよなーと、買ってみましたB. L. ワイス。
三冊ですね、『前世療法』1・2、『魂の伴侶――ソウル・メイト』。前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫) 前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫) 魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅 (PHP文庫)――全部ブックオフで買いましたが(笑)。


読んだんですが、えーと、うん、何か、こうやって読むと眉唾っぽいよな……スピリチュアル系と云うか、完璧精神世界系?
個人的には、多分ソウル・メイトってあると思うし、転生とか何とかもあると思うんですけども、何かこう、文字にされると途端に胡散臭く感じるのは何故なんでしょう。って、こう書いてる段階で、自分の文すら胡散臭ぇ。
著者は、れっきとした精神科医なんだけど――ただ、アメリカの精神科医って、一歩間違うとスピリチュアル系だからなー、あっちの精神医学界って、確かユングが元だったと思うし、ユングって、そういう意味ではややスピリチュアルに傾いてたからなー。
と思うと、ヨーロッパ学派系心理学が根っこの私なんぞ、胡散臭く思っちゃうんだよね、仏教的にはOKなはずなんですが(苦笑)。


まぁしかし、ソウル・メイト、あるとは思いますよ、多分。
うちの相方は、謎の前世占いによると、前々世は上海の英中ハーフ、その前は第一次世界大戦で戦死した兵士、その前は今は沈んだ南太平洋の島の住人、だったそうで。私は同じ頃、上海在住の英国人、その前はやはり兵士で一緒に第一次大戦で戦死、沈んだ島にも一緒に住んでたらしい。相方の直近の前世は三毛猫ですが(笑)。
まぁ、ずっとわりと近い感じでは来てるんだろうなぁと思います。この前世、ホントか嘘かは知りませんけども(笑)。最近だと、割と兄弟に間違えられるしね。顔は似てないんですが。雰囲気が似てるのか? ――似てないと思うんだけどなぁ。
まぁ、『仏陀のことば』でも、涅槃に至るまではずっと転生し続けるそうなので、それもありなのかなぁと思いますね。で、最終的には“二度と再び女の胎から生まれてくることはない”になる、と。……すっげ先行き長そう(汗)。


まぁ、前世が何でもいいんですが、同じような失敗は繰り返したくないなぁ、と思います。が、既にこの人生でも、いろいろ何だか駄目駄目なんですけども……
失敗の多い人生は、1回で充分だと思います……


あと、こっちは新刊、『官能小説用語表現辞典』(永田守弘/編 ちくま文庫)。官能小説用語表現辞典 (ちくま文庫)
この本、マガジンハウスから出てたものを知ってはいたのですが、いや、買って読んでみるとすごいですね!
普段BLとかタンビとかでは目にしないような、スゲェ(いろいろ)語句が並んでます。
ナニとかソレとかが、銃とか剣とかはともかく、ほおずきとか若竹とかお刺身とか……!
つぅか、食べ物系の表現多いんですけど! “生焼けのローストビーフ”とか“焼きすぎたローストビーフ”(この二つ、違う作家さんの表現です)とか、“明太子”とか“ワインをたらされたアワビ”とか!
……どういう局面で使われているのかは、是非とも本文をお読みください。とりあえず笑えます、笑うもんじゃないのかもだけど(笑)。


あー、冲方、うちで『ヴェロシティ』のサイン会があるのですが、その日出勤だよ、つーか、みんな土曜日かよ! 講演会とか行きたかったなぁ(書泉ブックマート(だっけ?)に3時とかは絶対無理!)、けど、うちでのサイン本だけは、頼み込んだからまぁいいや。つーか、どうせ発売日に買うし。
しかし……大きな声では云えませんが(って、ここで書いてるやん!)、ちょっと今回は微妙なにおいがする……あくまでも勘ですが。今度は読者を選ぶ、と云うか、ぶっちゃけ、「ビミョー……」
うう、あと1週間くらいで発売か……表紙見ればいろいろわかるんだけどなぁ……